【初めての簿記3級】ネット試験を受けてみた感想

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ネット試験を受けてみて

先日、初めての簿記3級をネット試験で受験しました。

ネット試験は2020年12月中旬から始まったばかりの制度なので、ネット上にも情報の蓄積がまだ少なく不安に思う方もいると思います。

実際に受験してみて、簿記3級であればネット試験の方が便利だと感じたので、感想を書いていきたいと思います。

ネット試験のメリット

私が実際に感じた、ペーパー試験よりもネット試験を選ぶメリットは以下の通りです。

  • 勉強の進捗度合いに応じて3日前まで申し込むことができる。
    →ペーパー試験だと申込締切が1ヶ月半前くらいなので、試験日を前もって確保しておかなくてはいけない。

  • 毎日試験が行われている。
    →ペーパー試験だと年に3回しか行われないため、一度落ちると数カ月後まで再挑戦できない。学習開始のタイミングによっては時間のロスになる。

  • 合否がその場で出て、合格証も即日手に入る。
    →就活や転職で資格が必要な場合でもすぐに履歴書に書くことができる。なによりも結果待ちのドキドキした数週間を過ごさなくて良い。

  • 受験の時間を自分で決めることができる。
    →午前開始から夜開始まで15分刻みで開始時間を選べるので、予定に合わせて申込みやすい。朝が弱い人や、反対に朝のほうが頭が冴えている人も、自分の生活リズムにあわせたベストな時間帯で受験することができる。

  • 漢字が苦手でも記述問題は変換キーで解決できる。
    →私は漢字が苦手なので勘定科目の漢字が苦手でした(租税公課とか減価償却累計額とか)。ネット試験なら変換キーを押せばOKなのでスマホ世代の私にはとても助かりました。

  • 問題文と資料、解答が1ページ内にあり見直しがしやすい。
    →特に仕分け問題は各問の真下に解答欄があるので、見直しするときもわかりやすかったです。

  • 仕分け問題の勘定科目が各問ごとに用意されていてわかりやすい。
    →ペーパー試験だと仕分け問題全体に対して勘定科目が沢山用意されていますが、ネット試験では各問ごとに用意された選択肢をプルダウンで選べるのでわかりやすいです。

ネット試験のデメリット

反対に、ペーパー試験に比べて不便と感じた点は以下の通りです。

  • 問題用紙にメモの書き込みができない。
    →試算表など解答にあたり問題として与えられている資料の横にメモをしたり、仕分けしたところまで横線で消していったりという対策が画面上だとできません。

  • 試験中に他の受験生が入室してくる。
    →15分刻みで受験開始時間を選べるので、自分の試験中に他の人が入室してきます。都度スタッフの方が簡単な説明を行うので、若干気を取られてしまいます。言えば耳栓は貸してもらえるようです。

  • 通信講座や書籍の模擬試験はまだ紙が多い。
    →実際に画面上で問題を解いて解答を入力する練習ができれば良いのですが、まだそれを提供している教材は少ないです。

簿記3級ネット試験時間配分

ペーパー試験が大問5つ/120分だったのに対して、ネット試験では大問3つ/60分となっています。
そのため、時間配分についてもペーパー試験とは異なる作戦を立てなければなりません。

第1問の仕分けが15問で45点、第3問の精算表/財務諸表が35点なので、この2つさえしっかりと押さえれば合格点に届きます。
第2問は理論問題なども含まれていて必要な知識幅が少し広いので、完璧に解くことは難しいかもしれません。

模範的な時間配分は、

第1問:20分
第2問:10分
第3問:20分
見直し:10分

くらいで考えておくのが良いと思います。

私は実際仕分け問題に20分もかからず、精算表や財務諸表の問題の方が時間を取られていたため、

第1問:15分

第3問:25分(先にやる)

第2問:10分

余った時間で見直し

くらいで計画をしていて本番も概ねこの時間通りに進みました。

仕分け問題もとてもシンプルな問題が多かったので、1問1分もかからなかったです。
20分くらい余ったので見直しをゆっくりして、少し早めに退室しました。

ネット上の模範的な時間配分を参考にするのも良いですが、大問ごとに自分がどれくらいの時間で解答できるか把握をした上で自分なりの時間配分を作ったほうが良いと思います。

学習以外にしておく事前対策

勉強方法等はまた後日別の記事で書こうと思いますが、今回のネット受験を終えてみて、本番で練習通りの力を発揮するためにできる事前対策をご紹介します。

練習問題はストップウォッチではなくタイマーを使う
ネット試験では腕時計もロッカーに預ける必要があり、時間は画面上に表示されるカウントダウンでのみ確認ができます。
時計やストップウォッチのように時間が0から進んでいくのと、タイマーのように残り時間がカウントダウンされるのとでは、感覚が変わってきます。
自分で計画した時間配分の意識の仕方も「20分=残り40分」というように変わるし、残り時間が0に向かって少なくなっていくと気持ち的にも焦ります。
時間を計って練習問題を解く際には、是非タイマーを使用して慣れたほうが良いです。

マスクをして問題を解いてみる
受験中はマスクの着用が義務付けられています。(ハンカチ等で代用しても可とありますが特別な理由がない限りはマスクの方が楽ですよね・・)
ここ1年間仕事中もずっとマスクをしていたので、私はマスクをしながらの受験に問題はありませんでした。
ただ、1年前に受けていたらどうかと考えると、集中力などにも影響してベストな状態では臨めなかったかもしれません。
外出時はマスクをしていても、普段在宅で仕事や勉強の時にマスクは付けていないという方は、事前にマスクをした状態で試験を受けることに慣れておいたほうが良いと思います。

ボールペンのインクを確認する
これは本番当日の話になりますが、筆記用具は持ち込めずに会場で用意されたボールペンを受け取ります。
自分のタイミングで試験を開始することができるので、スタートする前に必ずボールペンの試し書きをおすすめします。
スタートしてから書いてみたらインク切れということになると時間もロスだし集中力も切れてしまいます。
会場でも予めチェックはしてから渡しているとは思いますが、無駄なアクシデントに合わないためにも事前にインクを確認してから試験スタートしましょう。

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この記事を書いた人

基本情報:彩花(26歳)
職業:都内のOL
好き:ディズニー、預金残高、資格

好きなことにはお金を使いながら資産1億円を目指すOL。

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